米倉涼子
米倉涼子は面白い女優で、クラッシックバレエを15年間も牧阿佐美バレエ団でやっていて、1992年8月、第6回全日本国民的美少女コンテストの審査員特別賞を受賞して芸能界入りしたのですが、当初モデルが中心でファッション雑誌などで活躍後、突然自ら「女優宣言」をして、女優に転向した人です。
これから考えるとかなり男っぽい女優さんで、米倉涼子を起用するには、かなり力量のある演出家でないと、彼女の強引な個性を牛耳られないでしょう。
プライベートでも同じですが、市川新之助(現市川海老蔵)との交際でもあっさりしたもので、竹内結子と共通した気の強さを感じます。
米倉涼子はマイペースなのは良いのですが、演技に関しては、現場をこなすことで身につけて来ただけに、芝居はワンパターンで、はっきり言って下手です。
女優宣言したあとの米倉涼子の出演作と言えば、デビュー作からして、2000年TBSテレビの木村佳乃といしだ壱成主演のトレンディドラマ「恋の神様」の西園寺エリカ役を皮切りに、「20歳の結婚」、同年フジテレビの「予報の恋人」や日本テレビの「ストレートニュース」などほとんどトレンディドラマばかりで、次の年も同様です。
2002年フジテレビの「整形美人」で連続ドラマの主演として早乙女保奈美役を演じましたが、凝ったストーリーですが、やはり恋愛モノのトレンディドラマに変わりはりませんでした。
2003年にNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」にお通役で出演しましたが、芝居のことより市川新之助との交際ネタで世間の注目の的になっただけで、女優と咲いてのステップアップになってい様に思えます。
むしろ米倉涼子にとっては、2004年から始まった「米倉と松本清張の3部作」のほうが女優としてのキャリアにはプラスになったかもしれません。
2004年の「黒革の手帖」や2006年の「けものみち」、2007年の「わるいやつら」など、企画はおもしろいと思いますが、女優よりスタッフを考えて製作しなければ、良い作品は生まれません。
特にあくの強い米倉涼子の様な女優を起用するならば、特にそうです。
米倉涼子もTVドラマに限らず、映画や舞台を経験して、演出家や脚本家との出会いを大切にすることを覚えなければ、ただの気の強い女優で終わってしまいます。
米倉涼子は女優としての素質は十分あると思いますが、あまりに作品に恵まれていません。
脇役でも良いから、映画など時間をかけて作られる作品に出演するのが、演技の勉強には最適なのですが、本人がどう思っているのかは、神のみぞ知るです。