長谷川京子
長谷川京子はファッション誌の「CanCan」の専属モデル出身の女優です。
1978年生まれですからそろそろ中堅どころの女優になりますが、モデルからいきなり女優になって訳ではなく、1999年、フジテレビの格闘技の番組『SRS』を経て、2000年同局の『らぶ・ちゃっと』で女優デビューしました。
とは言え端役の出演で、本格的な女優としては、2001年の日本テレビ『夏休みのサンタさん』、フジテレ『スタアの恋』あたりからで、ジャニーズの滝沢秀明と競演したフジテレビの『僕だけのマドンナ』などで、ヒロイン役で知名度があがるとともに、CMなどの出演も増え、一躍お茶の間の人気者になりました。
2006年のTBSの『おいしいプロポーズ』で初の主演を果たすと、『殯(もがり)の森』でカンヌ映画祭の審査員特別賞を受賞した女流監督の河瀬直美監督の次の作品『土日風水(仮)』の主演に抜擢されたが、芝居が下手と批判もされ、長谷川京子自身にとって、かなりショックと見えて、NHKのスペシャルドラマ「海峡」の完成記者会見でも、演技について記者からの質問にはいじめられていました。
河瀬直美監督の発言は、至極当たり前の話で、TVドラマの長谷川京子の演技は、お世辞にも上手いとは言えず、女優としてのキャリアから見ても、まともなトレーニングはなされていません。
河瀬直美監督がなぜ長谷川京子を抜擢したかと言えば、演技力を未婚での事ではなく、ドキュメンタリー監督出身の河瀬直美監督にとって、人間的に裸にする対象として長谷川京子を選んだのであって、舞台俳優などとは異質な価値基準が働いていると考えられます。
その意味でTVドラマや映画俳優は舞台俳優とは違った、天性のオーラみたいなものが求められますが、果たして長谷川京子に、そのオーラがあるのか、楽しみなところではあります。
ここ最近長谷川京子はNHKの大河ドラマ『功名が辻 』の細川ガラシャ役や、『海峡』などで主役の21歳から51歳までの難しい役に挑戦しており、それなりの意欲を示していますし、顔つきも確実に変わってきています。
少しはまともな女優然としてきましたが、今のチャンスを逃してしまっては、女優長谷川京子の将来はないと言えます。
なかなか売れっ子女優に面と向かって、下手くそ呼ばわりは出来ないものですが、言われた長谷川京子にとっては、自分の実力を知る上では、大変ラッキーな事でした。
これから目の色を変えて精進すれば、素材としては良いものをもっているだけに、期待される女優と言えます。