松平健

松平健は、いわずとしれた「暴れん坊将軍」です。最近では「マツケンサンバ」が大ヒットで演歌歌手のような雰囲気もあります、松平健さんはいまや杉良太郎のあとの中高年女性のアイドル的な存在です。中高年女性のアイドルというと、なぜか時代劇、演歌というのが付き物です。
ヨンさまは違ったという意見の人も要るかも知れませんが、「冬のソナタ」というドラマ自体が、日本のドラマとしては時代遅れで時代劇じみた内容で、演歌の歌詞のようでした。中高年のアイドルという点では、演歌歌手氷川きよしさんがいますが、彼もまた時代劇の雰囲気をはずすことができません。
松平健さんは、マツケンサンバのヒットで演歌+時代劇の二つを獲得したわけで、十分に中高年のアイドルの座を獲得しました。ところでこの松平健さんは、あまりにも暴れん坊将軍のイメージが強すぎて、どうも他のタイプの役に向かなくなってきているように思います。
映画「バルトの楽園」では日露戦争の時のロシア人捕虜収容所の所長松江役を演じましたが、この収容所長松江は、誇り高く厳格で芯の強い陸軍軍人でした、そしてどことなく愛嬌のある人でした。まるで暴れん坊将軍徳川吉宗です。
剣による立ち回りこそないですが、武士そのものの設定です。なかなか日本人的な発音でしたが見事なドイツ語も披露するなど、役作りに苦労はあったと思うのですが、松平健のあたらしい演技という面では失敗でした。
映画そのものは、人間味あふれる感動的な内容でした、ただ時代劇のようなストーリーの簡潔さがきになりました。さて松平健さんのプロフィールを紹介しておきます。1953年11月28日生まれで愛知県出身、血液型はB型、身長179cmで体重90kgです。
デビュー作は「座頭市物語・心中あいや節 (舞台)」舞台出身の俳優さんです。代表作は、テレビでは「遠山の金さん」「踊る親分探偵」「忠臣蔵」「暴れん坊将軍」とほとんどが時代劇です、映画では「バルトの楽園」「石井のおとうさんありがとう」です、舞台では「ドラキュラ伝説」「弁慶」「王様と私」です。映画「石井のおとうさんありがとう」は明治時代に宮崎県にあった孤児院の物語で、その院長石井役を松平健さんが演じていますが、「バルトの楽園」の松江所長役に通じるものがあります。
舞台では「王様と私」まさにタイ王室の暴れん坊ラーマ大王の役ですからやはり同じ系統ですね。松平健さんの役は、すばらしいのですがもう少し違うジャンルに挑戦できないものかと思います。松平健主演というともう内容が予想できてしまいます。